www.youtube.com 以前も日本における林業のあらすじ的なものを書いたけど、今度は英語で動画にしてみました。気分転換と、来年やる国際林業サミットに向けた下準備です。あまり何も考えずにKeynoteで作ったので、解像度がが変だったりレンダリング失敗したり…
昔ケニア人学生と一緒に数週間の共同生活をするという学生団体をやってたんですが、日本での開催だった時にケニア人から言われたのが「日本は音楽が足りないよね」ということです。 翌年、ケニアに行って納得しました。もう十年ほど前になるので今もそうかは…
台風で予定がキャンセルとなったので、適当に仕事の資料つくりながらNetflixを流し見してました。効率悪いし良くないと思いつつ。 村内には「娯楽施設」というものがほとんどありません。何故かゴーカートの跡地とかはあるんですが。その隣にあったテニスコ…
川沿いに住む、とても信心深い男がいた。男はある日、辺りが洪水で沈むという話をラジオで聞いた。避難しなければ危険だという。 男は「私は敬虔な人間だ。全身全霊で祈りを続けよう。神が助けてくれるに違いない」と言い、避難しなかった。 やがて洪水によ…
「その時は満州におってな」 今日はふらっと寄ったお宅で、初対面の85歳近くのお婆ちゃんとずっと話し込んでしまいました。ちょっと玄関先でご挨拶してすぐにお暇する予定が、気づけばご自宅の炬燵でぬくぬくと。最終的には今は亡き旦那さんにもご挨拶させ…
今日は昼前頃から近場の原木市場に行ってきました。年に一度の記念市ということで良い原木が多く、人の入りも普段より多いようでした。和歌山ナンバーを付けた車も見かけるほど。 ほんの一部ですが、セリの様子を動画で撮りました。地元の小さな市場というこ…
ここ数日僕の周りでは、WiFiの脆弱性に関する話題が豊富です。一時期はこれまでのWiFi機器を全て捨ててしまう必要があるのでは、とすら言われていました。さっきまで安全であると信用して頼りきっていたものが、実は危ないものだと宣言される。あまり気持ち…
森見登美彦が好きです。自堕落なもので。 最初は『夜は短し歩けよ乙女 』を読みました。ただひたすらに勇壮で可愛らしい黒髪の乙女と、実にダメでヘタレで滑稽な先輩の話です。京都に跋扈する魑魅魍魎と戯れながら、等身大な青春の清濁を併せ呑むのがとても…
先ほど、威徳天満宮の獅子舞が無事に終了しました。 東京のほとんどの場所では考えられないと思いますが(僕が知らないだけで下町の方ではまだあったりするかも)、獅子舞が地区の家を一軒一軒回っていきます。獅子を見て子どもが大泣きしたり、犬が怖がって…
西粟倉村には道の駅があって「あわくらDe愛バーガー」というのが売ってます。意外や意外、これがネーミングとは裏腹にかなり美味しい。僕は多分月に2,3回は食べてます。 写真はあまり美味しそうに撮れなかったけれども 看板とかによると西粟倉村の特産で…
国際林業サミットを西粟倉村でやろうと思います。 林業は山を扱うので、場所によって大きく左右されます。樹種、降水量などの条件、山の勾配、などなど。例えば日本のヒノキはおおよそ50年で伐期を迎えますが、ニュージーランドで植えられているラジアータ…
対案のない批判というか愚痴・文句というのを、頭ごなしに否定するのはやめて欲しいです。 何かを否定する際に、対案が無いこと自体が問題だとされる風潮があります。いつ頃からか分からないですが「文句があるなら解決方法を言ってみろ」と言うのが無条件で…
最近、獅子舞を練習しています。正確には、獅子舞にあわせる篠笛を練習しています。 引谷という部落の秋祭りに向けたものです。自分が住んでいる所ではないのですが、その引谷でやっている夏祭りに行った時に獅子舞の話題になり「やってみたら?」と誘っても…
日本の林業に関する『これまでのあらすじ』みたいなものを書いてみます。 大まかに言うと、日本の森というのは「資源がない!木を切ろう!」「切りすぎた!土砂災害すごい!」「このままじゃ駄目だ!木を植えよう!」というサイクルを製鉄が流行り始めたころ…
西粟倉村の人口はおおよそ1500人弱。大学の1学年よりも少ないです。 それくらいの人数が同じ場所でずっと過ごしているので、だいたい誰でも知り合いの知り合い程度に収まります。移住者が100人程度いると言えど、それぞれ何らかの繋がりがあったりし…
オーストリアでは、山林の重要な機能を4つに定義しています。 経済的機能:原木生産の場所という意味です。レクリエーション機能:遊んだりするということですね。命の洗濯場です。防災機能:主に土砂災害への対策です。環境保全機能:生物多様性を維持する…
論理派と感覚派。その対立軸はどうなのって感じですが、僕はどちらかというと感覚派です。 ちゃんと勉強したことないので多分なんですが、論理というのは考えの流れを説明したりするものです。たとえば「お腹が減った」というスタート地点から「麻婆茄子を食…
先日、村の中にある製材所「西粟倉森の学校」の方と山から出てきた材について話す機会がありました。おおよそ五十年生のヒノキを間伐している場所でのことです。50本ほどの丸太が積んであったのですが、その利用方法についての確認を行っていました。 「う…
辻村深月が好きです。顔に似合わず。 最初に読んだのは確か『凍りのくじら 』。まさに暗く冷たい中でほんのりとした灯りを感じるような、染み入る小説でした。多くないとは思いますが、僕みたいに「なんで上から目線なの」など唐突に言われたことがあるタイ…
山間にある村の風景には得も言われぬ懐かしさを感じます。特に由縁などないのに。 僕が子どもの頃に体験した風景には、山村は特に無いはずです。父親は大阪から、母親は京都から東京に出てきました。なので、祖父母の家もそこまで田舎とは言い難いと思います…
岡山県の西粟倉という村に住まいを移してから半年が経とうとしています。 鳥取県と兵庫県の県境にあります。岡山までは車で2時間かかりますが、鳥取までは高速を使い40分程です。ちなみにその区間は無料です。 村はその面積の9割が山林です。コンビニは…
木を植えて、育てて、伐って、売る。いまある林業の基本はその辺ですたぶん。 問題はそのサイクルの長さで、普通は植えてから売るまでおおよそ50年。つまり、いま売ろうと考えると、その木は50年前に準備を始めたものになるわけです。 50年前というと…