怖いのは何のためらいもなく他人のためと言えるひと

だいたいにおいて「自分」が最高に楽しい、幸せであるというのを追い求めていくのが良いです。世の中はコントロールできないものばかりだけど、その中で「自分」はまだ比較的コントロールが効く側にありそうだから。何かを罵ったり、責めたりという機会も減…

宗教と原則

ある飲み会で、宗教の話が盛り上がりました。宗教や宗教的なものへの敵視、蔑視があるという前提の上で、その反論として「宗教は悪くない」ということを結構みんなで論じてた。 宗教は、日常の延長では理解できないものへの解を与えてくれます。それが重要な…

止まない雨はない

日本中を襲っている記録的な大雨ですが、西粟倉も例外ではありませんでした。僕の知る限りだけでも、川沿いの道路が土台から崩落していたり、土砂崩れで通行できなくなっていたりと、様々な影響が出ています。 ユンボをはじめ重機の力は勇ましいけど、人力に…

道路愛護デー

今日は西粟倉で「道路愛護デー」にともなう道路掃除がありました。住民総出で道路掃除をします。都会のみなさんは、グリーンバードのゴミ拾いをイメージしてもらうと良いかも知れません。ただ手に持つのは空き缶を片付けるトングではなく、道へ侵入してくる…

何もしないという選択について

試合の展開を予想して、西野さんの戦術が正しかったかを検証できるシートをつくりました。 あのまま”普通に”試合してたらどうなってたかなー?というのを確率で予想して、その上で西野さんの戦術が正しかったかどうかを検証するという遊びです。「条件入力」…

他者を認めること

「私は相手のことを認めている、ただ違う考えなので距離を置いているだけだ」 まるで多様な価値観を受け入れているかのように見えるこの文の前半部分は、ただの修辞です。あってもなくても変わらない、心地よいだけの言葉。 他人を認めたり受け入れたりする…

林業が儲からないという話

狭義の林業は、丸太を販売する職業ということになります。つまり丸太の売上から、丸太を商品として仕立てるまでにかかる費用を差し引いたものが利益になります。 丸太はm3あたり10,000円くらいの売上があって、木を丸太にするまでm3あたり8,000円弱の費用が…

ホタルみた日記

一昨日のよる急に近所のひとから電話がかかってきました。わりと厳しい人なので、何か粗相でもしたろうかと思いながら恐る恐る出てみると「ホタルがきれいだぞ」とのこと。恋人か!みたいな電話でしたが、いざ行ってみると、真っ暗闇の中で川の姿が浮かび上…

山をハックする

ハッカーと聞くとだいたいのひとは悪いイメージを持つと思います。IT系のひと、というかエンジニアなひとたちは猛反発するだろうけど。ウィキペディア先生を覗いてみるとこんな説明になってます。 ハッカー (hacker) とは主にコンピュータや電気回路一般に…

作業工程表のスプレッドシートを公開しました

林野庁整備課が平成30年3月に公開した森林環境保全直接支援事業 環境林整備事業 作業工程表について、まとめ直しました。以下のGoogle Spreadsheetを御覧ください。 林業で必要な作業の単価計算を行う上で、ひとつ確認しておかなければならないのが国が想…

いちばんいけないのは

いちばんいけないのはおなかがすいていることと、独りでいることだから サマーウォーズに出てくる栄おばあちゃんの有名な名言ですが、ホントそうだなあと思います。そして、これはたぶん法人についても言えることです。 おなかすいてると攻撃的になるし、独…

山を持つひとたち

山というのは誰かしら所有者さんがいます。個人だけでなく、国やら企業やら。有名なところでいうと、富士山の山頂付近は浅間神社の所有らしいです。 でも意識されないですよね。山菜採りの時期なんかに、トラブルの話はちょくちょく聞きます。勝手にうちの山…

教室を出て

教室を出て授業を受ける、というのはいろいろあった気がする。小学校の時に下水処理場とかゴミ処理施設とか行ったような。公園とかちょくちょく行った気がするんだけど、放課後だったかな?アメリカでは確か中世のショーみたいなやつに行った。あれは社会科…

林業の記録をとっていく

ソフトウェア開発の世界では、生産性や品質を上げる仕組みについての議論が活発です。というかまあ僕の周りでは活発でした。様々な開発手法について勉強会が開かれ、これはこういう時に使うのが良いだとか、この手法を使う場合はこういうところに気をつけな…

自分探しよりも

本当の自分を探す、というのは業が深いなあといつも思っていました。 西粟倉(弟の話を聞く限りたぶん海士町も)は「本当に自分がやりたいことを探しに来ました」みたいな人が移住してきたり、立ち寄ったりすることが多い場所のようです。まだこちらに来て1…

BAND OF BROTHERSを観るべき理由

バンド・オブ・ブラザースという海外ドラマがあります。第二次世界大戦において米陸軍101空挺師団506パラシュート歩兵連隊第2大隊E中隊が辿った道筋を追うもので、僕が「戦争モノ」でいちばん好きな作品です。アメリカ本土での訓練からナチス敗北までを10話…

丸太の値段あてゲーム

全く知らないものの値段をあてるのはかなりタイヘンです。たとえば鉄1kgっていくら?と言われても手も足も出ません。なので林業に関わらないひとに丸太の値段を聞くなんて暴挙なわけです。 それでも木というのはプラスチックなんかに比べるとイメージがわ…

シカ柵をした山の写真

西粟倉村内の山に、部分的にフェンスで覆った場所があります。フェンスで囲むとシカが食べられないので、部分的に緑色の林床が復活します。写真だと少し分かりづらいかもだけど、実際に見ると明らかにそこだけ砂漠化が止まったみたいな雰囲気です。囲ってな…

西粟倉の方言いくつか

こっちに来て最初に覚えた方言はたぶん「ガイダ」だと思います。カメムシのこと。最初は何のことか全く分からず軽くパニックだった。「ガイダがおるけん気いつけや」とか。ちなみにめっちゃいる。 よく使うのは「なるい」「さがい」です。山の道を設計する時…

ワイルド・ワイルド・カントリーのすゝめ

とんでもなく素晴らしい理想を描く、あるカリスマがいます。そのカリスマの言うことは美しく壮大で、心から共感しているフォロワーが多く存在します。 カリスマの語る理想はあまりにも現実とかけ離れており、常識ではただの夢物語です。確かに良いんだけど、…

兵は拙速を尊ぶ

たぶんデキるひとたちは試行回数を0から1にすることに集中していて、成功回数を0から1にすることにはこだわっていない。いや、成功回数は試行回数を上げることによってのみ上げられると知っているというか。 なのでデキるひとたちのアドバイスを翻訳する…

この世は愛と憎しみでできてる

すべての物質は土、水、火、風の要素が結合したり分離したりすることで構成されている。そこに働くのは愛と憎しみであり、千変万化のあらゆる事象は愛憎により説明できるものである。みたいなことを言っていた昔の人達がいます。世界の全ては土や水、火と風…

林業の流れについて

林業をものっっそく狭義にビジネスとして考えると「丸太をつくる」仕事なわけですが、山からどうやって丸太が出てくるのかというのは、わりとイメージつきにくいです。 僕自身、去年ここに来るまで全然ナゾでした。木を伐るんだろうなくらいしか分からないの…

いいやまつくろう

林業関係で「良い山」つくろう!みたいな話題はよく出てくるんですが、あまり「良い山」の内容について明確な答えが出てくることは少ないです。あの頃の山は良かった、とかは聞くんですけど。50年後こうなってると「良い山」だよね!というのはどうも曖昧で…

スギ130万本とヒノキ220万本

西粟倉に生えてるスギとヒノキの材積量とかいろいろまとめてみました。 ※0.3m3台以下 思ってたよりスギ・ヒノキの差が多かったです。でも山の雰囲気思い出すとこんなもんかも。ヒノキはヘクタールあたり1200本くらいで放置されてる山が多い印象。 資料はこち…

西粟倉のスギは1,282,372本

西粟倉村およそ58平方キロメートルの中に生えているスギの本数は、昨年時点で130万本弱でした。データ上は1,282,372本。以下に幾つかグラフを掲載します。 順に樹高、径級、単木あたり材積 百年の森林構想では不良木をとる定性間伐を基本にしているので、こ…

西粟倉もレーザーで森林の計測してます

今日はフィンランド・日本合同シンポジウム「レーザーセンシングによるICTスマート精密林業」を聞きにきています。フィンランドすごい!というのが基本。でも聞いてて思いましたが、西粟倉村はセンシング的な意味ではけっこう世界レベルで頑張ってる。という…

地方タイヘンですよね

今日はローカルベンチャー・イニシアティブなるイベントに参加してきました。ウェブサイトの最初に「IoTの発達により、都市でも地方でも挑戦は自由自在になった」とか唐突にモノのインターネットが誤用ぽく書かれてて不安な感じでしたが、実際は各地からひと…

月曜はローストベニソンでした

あらゆるところにシカの糞。西粟倉はシカだらけです。 今年は村の方で見かける数は減ったとのことですが、山を歩いているとそこら中にシカの痕跡があります。そして何より、間伐して何年もが経過した明るい山でも、下草がほとんど生えません。見かけるのはシ…

林業用顧客管理ツールが欲しい

施業集約化に特化したCRMが欲しいです。 一般的に、林業は狭い範囲でやると効率が悪いです。安定した生産性の高い作業路網を敷くにはある程度の広さをまとめて扱う必要があるのが、その主な理由です。しかし、日本の山林は多くの人が細かく分割して所有して…