林業は山を扱うので、場所によって大きく左右されます。樹種、降水量などの条件、山の勾配、などなど。例えば日本のヒノキはおおよそ50年で伐期を迎えますが、ニュージーランドで植えられているラジアータパインは30年です。
そんな訳で、林業については他所の話を聞いても仕方がないとする向きもあるようです。そんな筈はないだろう!って反射的に思ってしまうんですが、実際全く異なる環境の人から知見が得られるのかと考えるとなかなか難しいかも知れません。
それでも、世界各国から林業のプロが集って日本の西粟倉村で語らうという図を想像しただけで、楽しそうだと思わずにいられません。やっぱりその道のプロというのはどんなものでも話を聞いてて面白いですから。
そしてあわよくば、それぞれの立場から良い林業の実践を西粟倉村を例に討議してもらいたい。スウェーデンの林業家と、オーストリアの研修所長が、西粟倉のおっちゃん達とこれからの百年の森林構想について激論を交わしてくれたりしたら最高です。酒瓶片手にやってそうですが。
まあ、まだ見通しは全然たってないんですけどね。