林業の記録をとっていく

ソフトウェア開発の世界では、生産性や品質を上げる仕組みについての議論が活発です。というかまあ僕の周りでは活発でした。様々な開発手法について勉強会が開かれ、これはこういう時に使うのが良いだとか、この手法を使う場合はこういうところに気をつけなければならないだとか。アジャイル開発とは、とか宗教論争ないし哲学的な話になることも多いですけど。

なぜ作るのか、なにを作るのかという問いに情熱的になるひとはマスコミなんかでよく見かけるのでそう珍しくないと思うのですが、どうやって作るのかに魂を注ぐコミュニティは比較的外に出てこないので、それを間近で感じられたのは本当に良い経験でした。特にエンジニアの方は個別具体のアプローチより仕組み化に意識が向くことが多く、そういう面でも勉強になりました。

林業でもそんなやりとりが活発化するのが良いと考えているのですが、林業は「やり方」のドキュメンテーションがほとんど行われないところに困難がありそうです。コードなんかと違って成果物も共有し辛いですし。いちいちデータの取得が面倒なんですよね。ソフトウェア開発がどんどん進化していくのは、そういう部分がラクだというのも大きいのかなあなんて思ったりしています。

とりあえず林業の作業に関するドキュメンテーションを少しずつ始めようと思います。まずは林業の本丸ではないですが、百森のやってる調査やら設計やら。