いままで住んでたところ

西粟倉に来るまでどんな場所に今まで住んでいたのかという話を少々。

僕が生まれたのは東京都の小金井市という場所です。新宿まで電車で30分ほど。あまり何もない場所です。

小金井公園があるくらい。広くて桜が綺麗な公園です。80ヘクタールなので、代々木公園の1.5倍。桜はシーズンになると空が桜でほとんど見えなくなったりする場所とかあります。

あ、あと園内には江戸東京たてもの園があります。昔の建物がいろいろ移築復元されてるやつ。大正時代の息遣いを感じられる看板建築とか、二・二六事件のあった高橋是清邸とかがあったりします。

スタジオジブリ小金井市内あるので、宮﨑駿がたてもの園を資料にして映画をつくったりするとかしないとか。ちなみに借りぐらしのアリエッティに出てくる屋敷は小金井にある設定らしいです。

ここが僕の通ってた小学校です。何の因果か、まさかその頃の同級生と村で起業することになろうとは。当時は近所の公園で仲のいい6人くらいで缶蹴りとかしてたと記憶してます。

僕はここで9歳まで育ち、それから親の転勤でアメリカはニューヨーク州、ウェストチェスターというところへ住むことに。

ここに住んでました。車でマンハッタンまで50分という、いわゆる郊外ってやつです。アメリカらしく裏にはガレージがあり、その前にはバスケのゴール。あとは裏庭にトランポリンが置いてあったり。

アメリカでは裕福な方の地区で(駐在の日本人が住むのはそういう所が多い)、緑が多く治安もよかったです。リス、シカ、七面鳥、スカンクなんかがいます。コヨーテ目撃が話題になったこともありました。

基本的にアメリカで裕福な地区となると、白人ばっかりです。まあ少なくとも20年前はそうでした。住んでた場所もご多分に漏れずで、当時の知り合いはほとんど白人です。あとはアジア系が少々くらい。

あの辺りは土地の広さと安全性の問題で、子どもが放課後自転車で友達の家に行くみたいなことはできません。なので、自分の住んでた路地以外はあまり馴染みが無いと言えばありません。

ただ近隣の自然保護地区の課外授業的なものには良く参加してて、生物多様性などについて教えて貰ったりしてました。産卵シーズンになるとカブトガニが大量に押し寄せます。まあ自然保護地区外でもですが。

ここで3年ほど現地の小学校へ通い、その後3年間は日本人学校へ。高校受験とともに日本へ戻り、小金井に落ち着きます。その後しばらくして大学中退・就職してから1年くらい?で中野で一人暮らしを始めました。

中野と言ってもなかなか広いのですが、僕が住んでいたのは新中野という駅の近くでした。新宿まで地下鉄で10分。この頃は基本的に家には寝に帰るという感じだったので、あまり言うことはありません…。

新中野には鍋屋横丁という商店街があって、中野駅ほど雑多でもなく、少しのんびりしています。めっちゃ美味しい焼き鳥屋があったんですが、大将の長話がタイヘンだったので元気な時だけいってました。

家賃7万という今の村では考えられない値段でしたが、駅チカ新築ロフト付きで、わりと良い条件だったなと思ってます。

そして今に至ります。朝晩オンセン付きの現状についてはまた追って。