いいやまつくろう

林業関係で「良い山」つくろう!みたいな話題はよく出てくるんですが、あまり「良い山」の内容について明確な答えが出てくることは少ないです。あの頃の山は良かった、とかは聞くんですけど。50年後こうなってると「良い山」だよね!というのはどうも曖昧でぼんやりしてます。

まあ山というのはデカイので、ひとくちにコレが良いよ!みたいな話ができないのは道理です。太くて真っ直ぐな木が毎年たくさん出せる山が「良い山」なんだ!みたいな話もあれば、歩いてて爽快な気分になる山が「良い山」なんだ!という話もあったり。見るべき切り口が多い。

森林総合監理士のテキストに載ってる、学術会議の「森林の多面的機能の種類」を見るとこんな感じです。おそらくこの辺を基準に評価すると「良い山」は何かしら良い点数がついたりしそうです。項目別の重み付けとか最低基準とか、いろいろ定まらない感じではありますが。

山に関する議題は金儲けの関係上あまりにも「物質生産」に偏りがちなので、定期的にこういう話題を意識しておきたいところ。きっと「良い山」を作る上では(具体的な方法論はまだまだ見えないものの)不可欠なはず。

ことあるごとに同じ話をしている