本日11月23日は勤労感謝の日ですが、アメリカでは感謝祭でもあります。
1620年にアメリカへ入植するために来たイギリス人達は、厳しい自然に耐えられず、その大勢が死んでしまいます。
近隣のインディアンであるワンパノア族はそれを見て、狩猟や農耕など生きる術をイギリス人達に伝えます。
そのお陰で、翌年1621年の秋にはイギリス人達も無事に冬を越えられるほどの収穫を得ることができました。
感謝の印しとして、イギリス人達はワンパノアグ族を招いて3日間にわたる祝祭を開きました。感謝祭の始まりです。
…まあ実際はかなり違うらしいですが、僕がいた20年前のニューヨークではそういう祝日として扱われてました。
やることは単純で、家族や仲のいい人達で集まって七面鳥やらを食べて、アメフトの試合をTVで観るかタッチフットするか。
普段会わない家族で顔を合わせるので「根掘り葉掘り聞かれてうんざりだよ」みたいな話もあるあるっぽいです。日本の正月的かも。
そんで、ご馳走を食べる前に「皆が感謝しているものを、それぞれ何かひとつ挙げていこう」みたいな話をするのが定番でした。
家族とか日々の糧とか、こうして一緒に食卓を囲めること、とかがよく出てきてた気がします。なかなか感謝するのって難しい。
ちなみに七面鳥も美味しいですが、とうもろこし粉のコーンブレッドはほのかな甘味とサクフワしっとり感が絶妙です。
なお、2017年の今もこんな感じかは不明です。またアメリカは場所によって全然別の国なので、その点もご留意ください。
とりあえず万物に感謝。今後ともどうぞ宜しくです。