シカ柵をした山の写真

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西粟倉村内の山に、部分的にフェンスで覆った場所があります。フェンスで囲むとシカが食べられないので、部分的に緑色の林床が復活します。写真だと少し分かりづらいかもだけど、実際に見ると明らかにそこだけ砂漠化が止まったみたいな雰囲気です。囲ってない場所はシダやミツマタくらいしか生えてないですからね。

シカが増えた理由はにいろいろ仮説があって、減らない理由というのも複数の要因があって、たぶんコレを修正すれば全部解決!みたいな話にはならないんだと思います。生態系、複雑怪奇なり。でも現実にシカが侵入できないようにすることで風景に緑が復活する様子を見ると、なんとかしたいなーと思わざるを得ません。

山はだいたい外から見ると閉じた世界なので(物理的にも社会的にも)こういうことをもっと分かりやすく伝えていければなーと思うのですが、どうも日々の業務を回すのにイッパイイッパイになってしまって良くないですね。山のことをいろんな人達に知ってもらうのは、業務的にもプラスなのは間違い無いのですが。

仕事をしている自分達だけでいろいろ見てヘタな方法で伝えていくのではなく、積極的に山を開いていって、みんなが勝手に見て感じることができる状態を作れればなと思っています。まずは手始めに、たとえば作業道をつかったウォーキングとかトレイルランとかそういうあたり。