岡山のスギは9億円

f:id:tabata-sunao:20171118201954p:plain

日本の市場規模を大まかに掴むことができる、市場規模マップを眺めてみました。ソフトウェアエンジニアの@blue6_さんが作ったもので、ベンチャー界隈で定期的に流れてきます。

いつ見ても、自動車やっぱスゴイなーとか、生命保険意外とデカイなーとか思ったりします。年度をいろいろ見てみると、ECとモバイル関連の伸びが凄いですね。

さて、林業はどこか。いくら儲からないと揶揄されていても、日本における国土面積の67%を扱うものが流石に見えないほど小さいなんてことは無いハズ。

f:id:tabata-sunao:20171118202004p:plain

だいたい4300億円。ヘアケアと同等。健康ドックの受診額9040億円の半分くらい、ダンス教室の受講額2220億円の倍程度。ちなみに豆腐の小売は5000億円!

情報元を追ってみると、農林水産省林業産出額というやつらしいです。生産量と価格を都道府県別で出して、その掛け算で算出してます。2015年が最新で4363億円。

しかし内訳を見ると、4363億円のうち2110億円がきのこ栽培です。僕らの間でいわゆる林業として扱う木材生産については2183億円でした。 ダンス教室くらい。

木材生産額は北海道16.1%、宮崎8.8%でほぼ全体の1/4を占めてます。残りを見ても北海道、東北と九州で1/2以上ということになってます。我が岡山県は全体の2.2%で48.7億円。

樹種別で見ると2183億円のうちスギが1180億円でヒノキが353億円。残りはいろんなマツです。主に北海道の。ちなみに岡山はヒノキのシェア10%くらいで日本一。

というか、岡山はスギ9億円でヒノキが38億円なんですね。隣の鳥取はスギ13億円でヒノキ3億円。2年前のデータなんで、バイオマスの影響など変わっていそうですが。

なんとなーく、原木を売る業界の規模感が掴めた感じがします。たまにはこうやって数字を眺めてみるのも悪くないですね。