未来を描いて引き寄せる

山形県は金山町に来ています。享保の時代に行われた「土俵植え」で、樹齢280~300年程度のスギなんかを見せて頂きました。西粟倉にある樹齢100~150年のものとはやはり迫力が違います。

そんな巨木以外にも、金山町は樹齢80年程度のスギを基本としたカスケード利用による多品種少量生産が進んでいます。森林組合の持つ製材所で挽く製品は、毎日異なるということらしいです。

それを可能にしているのは、過去の状況がどうこうだったという話ではなく、カスケード利用を目標として、街の景観条例や乾燥機の特注など、あらゆる環境整備を行っていったからという話をお伺いしました。

積み上げ式で考えていくのも大事ですが、エンドゲームからの逆算で未来を引き寄せて行くという姿勢も必要だなとひしひしと感じます。カスケードを真似するという話ではなく、独自の目標を持って。

志は高く、それでいて一歩一歩は着実に誠実に。精進します。