地方タイヘンですよね

今日はローカルベンチャー・イニシアティブなるイベントに参加してきました。ウェブサイトの最初に「IoTの発達により、都市でも地方でも挑戦は自由自在になった」とか唐突にモノのインターネットが誤用ぽく書かれてて不安な感じでしたが、実際は各地からひとが来てて楽しげな雰囲気の集まりでした。参加してたのは地方へ引越したいひとや研究してるひと、いろいろ興味ある中高生とか。

基本テーマは地方とベンチャーのあれこれなんですが、まあ地方っていろいろタイヘンなんですよね。日本自体が課題先進国なのに、さらにその中で多くの課題についてひた走ってるわけですから。人口とか顕著ですし。西粟倉はまだ頑張ってますし恵まれてますけど、なんかもうホント十年後二十年後どうなるんだろうみたいな場所もかなりあります。島しょ地域とか特にそうなんじゃないかな。

しかしまあ、そういう日本ヤバイとか地方ヤバイとかそういう大きな文脈って、どうも僕には能力的に扱えないみたいです。性格的にはそういう話、好きなんですけど。どうも身体感覚が伴わないというか。言葉は幾らでも紡げますが、いざ行動になると空疎な気持ちになってしまいます。目の前に見えてる世界を扱うほうが、結果的にずっと満足度が高い時間を過ごせちゃいます。

一方で、目の前にあることに全力投球することが、大きな文脈の解決に繋がっているのだ!みたいな話もイマイチ乗れないです。本当かなあ?と疑念を向けてしまう。いやそりゃ自分が心の底から楽しければ、周りもどんどん笑顔になってくのは間違いないし、少し世の中も良くなって、僕がそれで幸せな人生を送れるのも間違いはないと思うんですが。それが波及しない世界というのも、あるんじゃないかなと。

そんな性格なので、あらゆるフィールドで、あらゆる人間が、それぞれ頑張ってるというのが見えると、少し安心します。地方創生みたいなよく分からない世界で格好いい人達がウゴウゴしてるのを見ると、ほっこりします。みんな頑張ってるみたいだし、自分もここで踏ん張っていれば、ぜんぶ良くなってくかもなーみたいな。何サマだって感じですが。

未来は明るそうです。がんばろう。