半世紀の製造リードタイム

木を植えて、育てて、伐って、売る。いまある林業の基本はその辺ですたぶん。

問題はそのサイクルの長さで、普通は植えてから売るまでおおよそ50年。つまり、いま売ろうと考えると、その木は50年前に準備を始めたものになるわけです。

50年前というとコスモスポーツやリカちゃん人形の発売開始とか、イタイイタイ病原因判明とか四日市ぜんそく訴状提出とか、映画版の黒部の太陽が大ヒットしたとか、そういう時代。もはや別世界。

そんな訳で、そこら辺に生えてる木は別世界からの贈りものということになります。その重責と挑戦たるや。

フツーに考えると、うまくいくはずが無いと思うんですよね。林業すごいです。