ホタルみた日記

一昨日のよる急に近所のひとから電話がかかってきました。わりと厳しい人なので、何か粗相でもしたろうかと思いながら恐る恐る出てみると「ホタルがきれいだぞ」とのこと。恋人か!みたいな電話でしたが、いざ行ってみると、真っ暗闇の中で川の姿が浮かび上がるほどのホタル乱舞。ああホタルがいるなあ、とかじゃなくて、本当に目の前の空間全体に星を散りばめたような。

西粟倉村には吉野川四国三郎のほうじゃないです)の源流があるので、去年はわざわざその近く、山の方へヒメボタルを観に行きました。木々の間をたくさんの光がチカチカと明滅する姿に感動したものです。しかし自宅の裏に流れる川もまたゲンジボタルの鑑賞スポットだというのは知りませんでした。いるだろうな、くらいは思ってたけど。田舎は明文化されていない情報が多い。感謝。

都内でも一度だけわざわざ捕まえたホタルを鑑賞するというのに行ったことがあるけど、それの何倍ものホタルが家から徒歩1分。いわゆる地方のわかりやすい「豊かさ」というのはこういうとこですよね。あまりそういうことに無頓着に生きていますが、たまに噛みしめるのも良いなと思った次第です。